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明治村で事件発生!?取材求ム!

※この記事はタカラッシュにいる明治村(とそこで開催される謎解き宝探し)好きが主観もりもりで書いた記事です。広くあったかい心でご覧ください
はじめに
突然ですが皆さん、「明治村」ってご存知ですか?

愛知県犬山市にある博物館で、その名の通り明治時代を中心とした建築物を移築・保存・展示した日本最大級の「野外博物館」です。
村内(明治村は”村”なので、敷地内を”村内”と呼びます)には日本全土から集まった歴史的な建築物が立ち並び、明治時代製造のSLや市電(なんと実際に乗ることもできます!)が走り……明治時代に時間旅行したかのような風景が広がっています。

さて、そんな明治村、実は謎解き好きにとってたまらない謎解きスポットになっていることをご存知ですか?
明治村は謎解き好き必見のスポット!
実は明治村、年間を通して謎解きイベントを定期開催しており、村内を巡るもの、建物内を貸し切るものなど様々な謎解きを開催しています。

タカラッシュが手がける『明治謎解きアトラクション 江戸川乱歩の不完全な事件帖』というシリーズもその一つ。
年によって多少変動はありますが、大体春から夏にかけては難易度別の複数コースで村内を広く巡る「周遊型」、夏と冬には1コースでエリアを絞った「公演型」の謎解きを実施しています。

題名にもある通り「江戸川乱歩」の作品をモチーフにした謎解きシリーズになります。
具体的には何をするの?
この謎解きでは、参加者は明治新聞社という新聞社の新米記者です。不可解な事件を”取材”するために、謎を解いたり村内を巡って手がかりを探したりしていきます。
情報を集め、無事事件の真相を突き止めることができたらクリア!となります。
なぜ「江戸川乱歩」なのか?
なぜ明治村で江戸川乱歩?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は江戸川乱歩は作家としてのデビューこそ大正時代ですが、生まれたのは”明治時代”。出身は三重県名賀郡名張町(現・名張市)、育ちは愛知県名古屋市と、明治村のある東海エリア・愛知県にもゆかりの深い人物なのです。

「探偵小説」(今でいう「推理小説」)の草分けとして名高い江戸川乱歩の作品を元にした謎解き。ではそのミリョクとは?

……正直全部は書ききれないので、私が思うTOP3を厳選してご紹介します!


ミリョクその1 ボリューム・難易度トップクラス!

まずはそのボリューム。謎の数はもちろんですが、それに加えてストーリー量が多い!小説をモチーフにしていることもあり、じっくり読んで楽しめる仕様になっています。そしてここが大事なポイントなのですが、このシリーズは「謎があるのは謎部分だけじゃない」んです。
暗号として問題文になっているような
こういった部分だけでなく、ストーリー内の発言や地の文にも手がかりが隠されています。
そう!まるで探偵小説みたいに。

皆さんは探偵小説を読むとき、真相を推理しながら読み進めた経験はありませんか?
あの「次のページでは何が起こるんだろう?」「真相って実はこうなんじゃないかな?」というワクワク感。それを味わいながら謎が解けるわけです。

そして難易度。春の周遊イベントでは難易度に合わせて毎年5~6コースが開催されています。
その最高難易度コース「Scoop05」はそれを目指して遠方からも謎好きが集まるほどの難易度を誇っています。周遊型の謎解きとしては珍しく1日で解ききるには相当の練度が必要で、中には数日にわたって明治村を訪れて解く、なんて人もいたりします。(私もその1人です)

もちろんそれぞれのコースで謎は独立しているので、どれか1つのコースだけでも十分楽しめます。が、もし難しい謎ほど燃えるぜ!って人はぜひScoop05まで挑んでみてほしい……!
ちなみにScoop05の購入にはScoop04のクリアが、Scoop04の購入にはScoop03のクリアが必要になりますが、どれも難易度・ボリュームとも申し分ないのでそれぞれ解く時間を1日ずつとることをお勧めします。

ミリョクその2 ”ならでは”の謎
さて、前項では参加者視点で書きましたが、この項ではちょっと制作側のおはなしを。
『江戸川乱歩の不完全な事件帖』シリーズはどれも、明治村とタカラッシュで何度もチェックを重ねて世に出しています。

ここでチェックしているのは、単に誤字脱字や謎のバグ(解けない、解答を誤解させる等の具合)、参加者の導線だけではありません。
出てくるものが明治時代に存在しているか、原作となる江戸川乱歩作品の世界観に合っているか、明治村という場所ならではの謎になっているか……
何度も意見を出し合って、明治村ならでは、江戸川乱歩ならではの謎解きに仕上げています。

世界観に没入して楽しめるよう工夫して制作しているので、ご参加の際はぜひそこにもご注目ください!


ミリョクその3 解いて終わり、じゃない!

最後は解いた「後」の話。
春のイベントでは、謎解きをクリアすると、エンディングストーリーを手に入れることができます。表面には事件の顛末等がかかれているわけですが……裏返すとコラムがかかれています。
そこにはコースのモチーフ元になった乱歩作品についての説明や、「明治時代の眼鏡について」「明治時代の宝石について」といった明治時代コラム等が書かれています。
コラムの内容はそれぞれのコースに合わせた内容になっており、明治村や江戸川乱歩をより深く楽しむことができる内容になっています。

謎解き自体はもちろんのこと、終わった後も楽しみがある……参加した際はぜひ、エンディングシートまでじっくりご覧ください!
おわりに
さて、ここまで紹介してきた『江戸川乱歩の不完全な事件帖』ですが……現在、最新作が開催されています!
今回のモチーフ作品は『心理試験』。一体どんな謎とストーリーが待ち受けているのでしょうか……?

この記事をここまで読んでくれたそこのアナタ。
この冬、明治村で『江戸川乱歩の不完全な事件帖』の世界に足を踏み入れてみませんか?
今なら過去作の内容をキャッチアップできる「号外新聞」も配布中。
『江戸川乱歩の不完全な事件帖』シリーズに踏み出すなら、この冬が大チャンスかもしれませんよ!