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ガースーさんに凸してみた!【前編】

「ガースー」さんに、
インタビュー!
今回は、TAKARA PORT1周年企画第4弾

ということで、TAKARA PORTでも爆売れ中
マトリョーシカ』の制作や、累計5万人が遊んだ『5分で遊べる謎解き』、今年超話題のヒラメキゲームブランド『MICHI/ミチ』の主催
である謎クリエイターかつディレクター、
ガースー」さんにインタビューをしてきました!

今だから言える裏話や、
ここだけの最新情報までたっぷり深掘ります!

最後までお見逃しなく!
ゲスト紹介
 ガースーさん
謎解き界隈歴は4年。謎解きの制作からディレクション、0から企画を立ち上げプロデュースするなど、今年大活躍中のクリエイター。

案内人
うさださん
ずけずけとインタビューをしに行く、宝探しが大好きなうさぎさん。
「ガースー」さん、何者...?!

まずは、ガースーさん自身について伺っていきたいと思います!具体的に、どんなことをされている方ですか?

マーケティングの仕事をしながら活動している、フリーの謎作家です。
自分でも謎解きを作ったり、 最近は企画構成そのものを考えてプロデュースしていくことが多いです。

ディレクション、みたいな部分ですね!

そうですね。
これは盛り上がりそう!という企画のフレームを作って、面白い謎を作れる方たちに参加してもらって、 一緒に作るみたいな体制を最近は増やしています。

今の動き方が自分的には一番得意で、今後も増やしていきたいので、謎作家というより 今後は謎構成作家/プロデューサーみたいな立ち位置になっていくと思います。

なるほど...。
ちなみに、謎解き歴に関して、謎クラの方々の中では浅い方なのかな、という印象があるのですが...

学生時代からずっと趣味で...という感じではなく、がっつり謎を解くようになったのは2021年の夏ですね。
制作を本格的に始めたのは2022年のGWからです。

謎を解き始めてから作るまで、かなりスピード感ありますね...!

謎解きにハマってから、実際作ろうってなるまでは凄いはやかったと思います。
最初は謎に強くなるぞ!と思って作り始めたのですが、徐々に作るのが楽しい!に変わっていきました。

自分の経験から、1年あればちょっとした戦略行動力で十分活動できるんだなとわかったので、自分も謎を作ってみたいと思っている人は、ぜひ小さいことからでも動いてみてほしいと思っています。ちょっと偉そうすぎますが笑、心からそう思ってますし、悩んでる方がいれば相談とかにも乗りたいです。人の話を聞くの、好きなので。

ガースーさんがハマる謎!

この謎解きめっちゃ好き、みたいな謎解きやジャンルはありますか?

僕はストライクゾーンが結構広いので、割と何でも楽しめます
ただ、その作品でしか得られない体験とか、驚きがある作品が特に好きですね。
難易度が高い低いではなく、そこでしか体験できない仕掛けみたいなのがあればより好きだなと思います。

ふむふむ。「体験」をかなり大事にされてるんですね。

もしかしたら、謎解きに限らないかもしれないです。
今は謎解きが好きでハマっているけど、それに固執してはいないです。

ちょっとイキった答えになっちゃいますが、「鳥肌を立てられる体験がしたくて。
「鳥肌」が立つことって普通に生活しててあんまりないじゃないですか。 映画を見たりとか漫画を読んだりとか、受動的に体験するエンタメだと起こり得ないような、自分がエンタメの中に入り込んでいって初めて得られる特別な体験
自分が主人公としてリアルに感じる体験だからこそ、鳥肌につながっていると思っていて、僕はこれを求めて謎解きイベントに行っています。

自分でもそういう鳥肌体験をデザインできるようになりたいですし、自分が好きなのは鳥肌が立つようなオンリーワンの体験があるエンタメだなと思います。

なるほど...!興味深いです。鳥肌立たせたい...!笑
ちなみにプレイされたタカラッシュ作品で、刺さったものはありましたか?

ブラストロック』はめちゃくちゃ好きでした。

ほかの持ち帰り謎と体験がかぶってないなと。
謎を淡々と解かせるだけになりがちな持ち帰り謎というジャンルで、徐々に真相がわかっていく構成と、飽きさせないゲーム性があって、プレイヤーの体験を意識して作り込まれてるなって思いました。
あれは解いたときに嫉妬しました。

『ブラストロック』ってどんな謎解き?
難易度:★★★★★
価格:¥2,800
『マトリョーシカ』
ウラバナシ。

ここから、制作された作品についても伺っていきます!

難易度:★★★★★
価格:¥5,000

マトリョーシカ』に関してお声がけいただいたのは、2023年夏くらいです。
春ごろに、初めて0から作った『5分で遊べる謎解き』をリリースして、そこでタカラッシュさんに興味を持っていただいたのがきっかけでした。

僕の中でキックオフの前にやりたいことを3つくらい出して、キックオフで提案したら、参加いただいていた社員さん方に全部大うけしまして。初作品だし、反応良かったし、どうせなら3つともやってやろう、と企画を作っていったのがマトリョーシカの原案ですね。

おぉ...
初期案から軸は変えずに完成したんですね、すごい。
こだわりのポイントは具体的にありますか?

そうですね、さっきの大枠3つがポイントだと思います。

3つのうち一つはギミックに関わるので、ちょっと言えないんですが笑、
1つは、ボリュームです。
持ち帰り謎として今までにないユニークなものを作りたかったので、キットもめちゃデカくて、内容もめちゃボリュームがあるってのを作ろうと思いました。

もう1つは、クロスオーバーです。
マトリョーシカには4作品+最後の謎が収録されているのですが、お察しの通りラストに向けてそれがつながっていきます。大謎を作品横断で、それも一人でつくってみたいなと思っていました。
これ以上詳しいことは言えないので、ラストに向けてどのように作品が絡んでいくのか、ぜひプレイしてみてください。

あと、作るからには、界隈で話題にしようと。
謎はもちろんそうなのですが、どうしたら話題化するだろうか?買う前からワクワクするか?を意識して組んでいったら、3つのポイントが出てきたという感じです。

「マトリョーシカ」という名前は初期段階で決まってたんですか?

そうですね。
早い段階で思いついていました。
マトリョーシカって伝統工芸品じゃないですか。だから、ちょっと宝物っぽい要素あるなと思って。タカラッシュっぽいかなと。
名前も憶えやすいですし、
「マトリョ」って略せるし、これはハマったなっていう感覚がありました。

『マトリョーシカ』の
反響について

発売から1年以上経ちましたが、現地販売でも即完売だったり、ECでの口コミだったり、かなりの反響をいただいております。

いやもう”ありがたい”しかないですね。本当に。
今振り返ると、当時はもう必死で、結構大変な作り方をしていたので... とにかく作んなきゃ、みたいな笑

なので、そういうポジティブな感想を見ると頑張ってよかったなっていうのが大きいです。
LINE謎を無料で出すのとまた違って、有料で作品を世に出すことが今までなかったので結構怖かったです笑

結構強気な価格ですからね...!

そこもすごく議論しました。
僕は高すぎる...とずっとビビっていたのですが、この内容・ボリュームなら安すぎ!というようなお声をたくさんいただけて、頑張ってよかったなと思います。

自分が生み出した作品なので、感想も全部チェックしているんですけど、今までの持ち帰りで一番面白かったって声をたくさんいただいて。 誰かにとっての一番面白かった作品になれているのが、本当に幸せなことだなと。

作品をプレイしてどう思うかってもちろん人それぞれだと思うんですけど、そういう感想が1人でも2人でも出てくれたら、それはすごくうれしいです。

次回構想の新作や、
『MICHI/ミチ』に関するお話は、 こちらから
後編をチェック!